過食症について解説します。

過食は「心の不安、葛藤、満たされなさ」を食べることで一時的に和らげる代償行為

 

私も過食症の経験者ですが、かつて「過食したい衝動」が突如として体の中に生じてきた時、それがなぜだか見当もつきませんでした。

そして、衝動が起きてしまったら最後、自分を止めることはできず、近くの店で菓子パンなどを買い込み、平静を装いながらも貪るように食べていた記憶があります。

大学の授業中に自分を抑えられず、袋に手を突っ込みながら菓子パンをちぎって口に運び食べてしまったこともありますし、自宅に帰るまでほぼ全てのコンビニやスーパーに立ち寄って気持ち悪くなっても食べ続けたこともあります。社会人になると車の中はいつも過食した後のゴミだらけ、一番ひどい時には1日2〜3回の過食嘔吐を2〜3年は続けていました。。

あんなに辛かった過食、、、その原因はの一つは「ダイエットばかりして食べる量が足りていなかった」ということです。自分の体を健康に維持するために必要な量を食べていなければ、それが長期化すれば、食べたい衝動が異常なほどに強くなるのも無理はありません。それさえも気づかずに、「いつかダイエットに成功する日が来る」と信じていろんな方法を試していたのですが。

でも、もっと本当のところを言うと実は、過食は「心の不安、葛藤、満たされなさ」などを食べることで一時的に解消している代償行為なのです。

食べることに夢中になることで、不安や葛藤のある状態から逃れられます。甘いものを食べて血糖値が上がり、気分が高揚すると、満たされた感覚にもなります。過食が終わってしまうと、後悔や恐れや自己嫌悪でいっぱいになりますが、それでも一時的に救われているのです。そして逆を言えば、そんな一時凌ぎに頼るしかないほど、心が辛い状態になっているのです。

こちらに気づかない限り、こちらに対処しない限り、過食を解決することは非常に困難です。過食は心理的な理由から起きています。自分ではほとんど自覚できていない不安、葛藤、満たされなさ、寂しさ、空虚感、退屈(感情が麻痺しているため)、などから逃れるため、一時的にでも自分を救うために起きています。辛すぎて気が狂ってしまわないように。

そう言う意味で、過食はなんとか生きるための「松葉杖」のような役割をしてくれているとも言えます。過食に助けられて生きられているのです。それはありがたいことですが、食べすぎれば太ってしまうし、吐けば歯や体に負担がかかるし、学校や仕事、家庭生活にも影響が出て、長期化すると人生が崩れていくので、その方法に頼り続けるわけにもいきません。

必要なことは、過食の原因となっている「心の不安、葛藤、満たされなさ」などに自分が気づき、過食ではなく自分を大切にする良い方法で対処できるようになることです。

その方法は『Happy Flora』のサポートではカウンセリングの中で少しつずお伝えしていき、少しずつ対処できるようになっていくでしょう。人の成長は段階的に進み、またある程度の時間がかかるので、全てを一気にお伝えすることはできませんが、カウンセリングが進んでいくと、自分の気持ちや状態に気づけるようになり、良い方法での対処ができるようになっていきます。だから過食の必要性が減っていきます。

必要性があるうちは過食は続きます。それが唯一できる、生きていくための松葉杖だからです。あなたの内側から、過食する必要性を減らしていくこと、本当の意味であなたを大切にできる健康な選択ができるようになることが大切です。